Microsoftより、最強のラップトップとして注目を集めているSurface Bookが日本でも発売されました。
現在、Surface Pro 3を使っていますが使い勝手は非常に良いです。性能は十分でビジネス用途で不満が出ることはほとんどないと言っていいでしょう。気になるところと言えばインターフェイスの少なさぐらいでしょうか・・・。
元々タブレットとしても使用できる2in1 PCですが、WindowsやOfficeを搭載していることもあって、タイプカバーを使用したノートPC的な使い方をすることが非常に多いです。タブレット単体で使うことは本当にまれというか、あの重さだったらiPadかAndroidタブレットでいいよって思ってしまいます。使えるアプリが少ないという問題もありますしね。
ノートPC同等かそれ以上のスペックを有しているため、結局デスクトップ中心に使うことが多くWindows 10の登場と共にそれは顕著になりました。
そんな中突如登場したのがSurface Book。発表時の二段落ちプレゼンテーションにもびっくりしましたが、性能はSurface Pro 3やPro 4よりも高く、Mac Book Proの性能も凌駕したGPUグラフィック処理能力とタブレットとキーボードが分離してそれぞれ単体でも使用出来るという、ガジェット好きにはたまらない製品として登場しました。
特にMac Bookシリーズ(Pro・Air)はタッチパネルやデジタルペン機能が未だ搭載されておらず、iPad ProでApple Pencilの先進性云々という話があったとしてもSurface Proシリーズには随分前から搭載されているわけで、MicrosoftやWindows 10の好き嫌いはひとまず置いておくとしても完全にAppleを超えてしまったといっていいでしょう(次Appleがどういう製品を発表してくるか楽しみです)。
特に今までタブレットで”ノートPCとしても”使えたSurface Prpシリーズからラップトップ寄りのSurface Bookが登場したのは歓迎すべきことです。
それでは、そもそもSurface Bookは購入すべきなのでしょうか?
Surface Bookの購入を考える時に一番意識しなければならないのは価格です。最低ラインは204,800円(Core i5、メモリ8GB、128GB SSD)から。その次が249,800円(Core i5、8GB、256GB SSD、GPU搭載)、269,800円(Core i7、メモリ8GB、256GB SSD、GPU搭載)、最上位機種が344,800円(Core i7、メモリ16GB、512GB SSD、GPU搭載)とかなり購入には勇気がいる価格設定だと思います。
特にGPUが搭載されていなければせっかくのSurface Bookの魅力が半減してしまうので、購入するなら最低でも249,800円のラインになるでしょうね。512GB SSDが最上位機種にしかないのが残念でなりません。Core i5と512GBの組み合わせがあればもう少し選択肢が広がったのにと思います。
しかし、ビジネス用途としてのSurface Bookは明らかにオーバースペックです。何しろ現状のSurface Pro 3でも速度に関しては全くと言っていいほど問題ないのですから。動画編集やグラフィックデザイン、ゲームなどをしなければ、Surface Bookのような最上スペックのPCはまず必要にならないでしょう。
結局、Surface Bookはプレミアムなデザインと質感、性能を併せ持つノートPCであり、Mac Book Proシリーズと同様所有感を満たしてくれる製品で性能やコストパフォーマンスとは別のところにその存在価値がありそうです。
何よりSurfaceシリーズの不満がほぼ解消されているのがいいですね。キックスタンドやタイプカバーはどうしても移動時の取り回しが面倒くさかったり場所を取ったりするので、やはりしっかりとした強度があるラップトップの方が使いやすいです。
価格に納得出来るなら買い。狙うなら最上位機種がおすすめです。
将来的にはSurface ProとSurface Bookの中間を担う機種が出て来て欲しいですね。いわばSurface版MacBook Airのような機種です。Surface Book(Mac Book Pro)のような高性能PCは必要ないけれど、ラップトップ型のSurface Book miniのような機種が出たら乗り換えてしまうかもしれません。Surface 3の後継としてMacBook 12インチ Retinaのような機種が出て来たら面白そうです。
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