AppleのiPad ProはPCの代替品となりうるか?

Appleから12.9インチのタブレットデバイス「iPad Pro」が発表されました。9.7インチのiPad Air 2よりも更に大きく、Apple PencilSmart Keyboardがオプションで用意されるなどMicrosoftのSurface Pro 3を意識したような商品で、よりエンタープライズ向けの製品となっています。
性能もRetinaディスプレイ搭載、A9Xチップ、最大1.8倍のCPU、2倍のグラフィックパフォーマンス (iPad Air 2比較)ということで、現在出ているタブレットの中でもかなりの高スペックと言えるでしょう。
もっとも気になるのはこれが日常的に使えるデバイスになるのか、ノートPCに変わって仕事でも使えるデバイスになりうるのかということでしょう。iPadは初代iPad→iPad 2→iPad mini(初代)と買い換えてきましたが、その後買い替えは行っていません。なんだかんだ言ってiPadは文章入力など生産的な作業になると途端に効率が悪くなるためPCの代替品とならないことが分かってしまったためです。今はiPad miniの使用頻度もかなり下がってしまい、その後購入したSurface Pro 3とファブレット的な位置づけとしてのXperia Z Ultraをメインで使っています。
もちろんSurface Pro 3の中身は(2 in 1デバイスといっても)PCなので、あれこれ出来て自由度が高いのは当たり前。反面少し重たいので、気軽に持ち運べてどこでもという感じではありません。そういった意味でタブレットとノートPCの隙間を埋められる可能性があるiPad Proには期待しています。
やはりネックはiOSにあると思っています。高スペックなのでサクサク動くのは間違いないでしょうがモバイル用のOSであること。iOS 9でSlide Over、Split View、ピクチャ・イン・ピクチャといったマルチタスキング機能が実装されたとしても、どれだけPCのように作業を平行して効率的にこなせるか、こればっかりは実際に使ってみないと分かりません。ブログを1つ書くにしても今Surface Pro 3で書いている以上の効率で書けるのならiPad Proは”買い”と言えます。
Smart Keyboardが出るにも関わらず”タッチパッド”や”マウスカーソル”は未だ実装されていません。タッチパネルとキーボードでどこまで効率よい作業が出来るのか、不安が過ぎりつつも2015年11月の発売日を待ちたいと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000